ＤＶ慰謝料請求｜ＤＶ慰謝料問題緊急対応と解決します。

DV加害者に対して慰謝料を請求できるか？

　ＤＶ被害者から、加害者に対して、慰謝料請求はできる。
　　結婚年数ごとに平均額を検討すると、30年以上　300万円
　　20年＝30年　337万円　10年〜20年250万円、5〜10年　170万円　5年未満114万円
　　となっており、婚姻期間が長いほど高額になる傾向がある。

　　たとえば、東京地判Ｈ22年3月11日では、　結婚当初から（20年から30年もの間）
　　夫の身体的、精神的暴力がひどく今も心身のバランスを崩していることを考慮し、
　　500万円の慰謝料請求を認めた判例があります。

　以下、ＤＶ被害者から加害者に対して、慰謝料請求をするに当たり、参考となる判例を
　挙げます。※但し、事案ごとに状況は異なるため、同程度の金額になるとは限りません。

　　東京地判Ｈ17年6月22日
　　　夫の意向に沿わない妻の態度について、極端までに侮辱し暴行を加える態度にでたこと
　　　で婚姻を継続しがたい事由にあたった場合
　　　・・・婚姻期間20年〜30年
　　　・・・離婚原因　ＤＶ暴力
　　　・・・慰謝料認定額　400万円

　　東京地判Ｈ18年7月27日
　　　診断書があり、腰の骨にひび、肋骨不全骨折
　　　・・・婚姻期間10年〜20年
　　　・・・離婚原因　ＤＶ暴力
　　　・・・慰謝料認定額　200万円　　（請求額2500万円のところ）

　　東京地判18年1月17日
　　　夫の暴力、暴言
　　　・・・婚姻期間　5年未満
　　　・・・離婚原因　ＤＶ暴力
　　　・・・慰謝料認定額　100万円　（請求額500万円のところ）

　　東京地判Ｈ17年11月11日
　　　夫の高圧的な振る舞い
　　　・・・婚姻期間　5年未満
　　　・・・離婚原因　高圧的振る舞い
　　　・・・慰謝料　200万円　　（請求額500万円）

　　東京地判Ｈ18年8月28日
　　　夫の直接暴力の他、間接暴行、性格の不一致、生活費の負担の拒絶などを算定要素
　　　・・・婚姻期間　５年未満
　　　・・・離婚原因　ＤＶ暴力
　　　・・・慰謝料認定額　　50万円　　（請求額500万円）

　　東京地判Ｈ21年8月28日
　　　首を絞めると同時に離婚届けを書かせようとして脅迫した
　　　・・・婚姻期間　30年以上
　　　・・・離婚原因　ＤＶ暴力
　　　・・・慰謝料認定額　300万円　（請求額500万円）
　
　 　東京地判Ｈ22年2月5日
　　　 暴力、風俗店における性交渉及び妻への性病の感染等
　　　・・・婚姻期間　5年〜10年
　　　・・・離婚原因　ＤＶ暴力
　　　・・・慰謝料認定額　250万円　　（請求額800万円）

　　東京高裁Ｈ23年9月29日
　　　夫の暴行自体を不法行為として慰謝料算定
　　　・・・婚姻期間　5年未満
　　　・・・離婚原因　ＤＶ暴力
　　　・・・慰謝料認定額　20万円　　（請求額500万円）

　　東京高裁Ｈ24年8月29日
　　　暴力による骨折、生活費を渡さない、夫の浪費
　　　・・・婚姻期間　5年〜10年
　　　・・・離婚原因　ＤＶ暴力
　　　・・・慰謝料認定額　　60万円　　（請求額200万円）
　　　
　　以上は一例ですが、ＤＶの程度等によっても、慰謝料額が高額にならないケースもあります。

　また、このような慰謝料請求は氷山の一角であることが多いです。多くのケースが、Ｄｖ相手から
逃げるだけが精いっぱいで、受けた精神的身体的損害に対して、賠償請求をすることなく、泣き寝入り
していることが現状です。

　多くの相談者の方の中には、とりあえず離婚ができればいいし、子どもの親権をこちらが取れれば
それで十分だと言われる方が多くいます。
　法による救済と、現実とのギャップが生じる場面といえ、いたたまれない気持ちになることがあります。

　当方では、ＤＶ被害から逃げて新生活を始めるに当たり、移転から全ての悩みをサポートしています。
　　　　　

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