不倫相手の配偶者から面談を申し込まれた場合の対処

不倫がばれて話し合いをするため不倫相手の奥さんや夫から呼び出されることがよくあります。
不倫された被害者との話しあいは、不倫をした側からすれば、まさに「はりのむしろ」の状態になります。
しかし、当事者どうしで会って話し合うことで、不倫トラブルが早期に解決したり、謝罪の気持を誠意をもって話すことで、今回を大目に見てくれる場合もあります。
その初期対応に誠実に応じないことによって、逆に第三者が介入したりして話がこじれてしまうことはしばしばあります。
逆に、会うことによって、けんかごしに怒られたり、怒鳴られたりする可能性もあります。
そこで、不倫がばれて話し合いをもつ場合にどのように対処すべきでしょうか
不倫がばれて、相手方の妻や夫と会いたいと求められたときの対応
不倫の事実がバレたあとの時系列
(1)不倫相手の配偶者から突然メールがとどいたりや電話がかかってきた

(2)不倫の事実を問いつめられる。メールや電話でのやり取りが数回続くケースが多い。

(3)会って話を聞きたいとか会って謝罪をするようもとめられる。

(4)会って話し合い、謝罪と気持を確認して、慰謝料を求めるか否かの判断や慰謝料額の判断などの提示があるケースが多い。
(1)の段階についての対応方法
(1)の段階では、突然のことで何も対応ができないことが多いでしょう。
不倫の事実や証拠をどこまで抑えているのか、不倫の事実を知っているのかが分かりません。
調査会社を入れて調査させている状況では、不倫の事実を確信して電話やメールをしてきているので、遅かれ早かれ証拠がでてきます。
そのため、不倫をしているにも関わらず、していないと嘘をついて誠意ある対応を取らないことは、結果を悪化させる可能性があります。
この場合には、まずは謝罪をするほかありません。
不倫をしていない場合には、電話やメールでははっきりと不倫をしていないという意思表明は必要となります。
聞ける場合には、何をもって不倫と勘違いしているかをうかがうことも必要です。
不倫相手の配偶者からの電話メールの直後にすべき対応
事実関係が把握できないときは、なるべく早い段階で、不倫相手の男性(もしくは不倫したと思われている男性)に事実関係を確認しておくことが必要です。
時間が経つと不倫相手方との連絡が取れなくなったり、事実関係を把握できないまま対応しなければならなくなるからです。
不倫関係がない相手方との関係を誤解されている場合には、なおさら早急な連絡が必要です。
不倫関係がないにもかからず、なぜ誤解されているかをその理由を聞く必要があります。
不倫関係がある場合には、不倫という事実を知った理由やどこまで知っているかを聞いておく必要があります。その後の対応に影響するからです。
ただし、不倫相手の配偶者から連絡やメールがあった時点では、不倫相手の携帯やSNSなどをすべて、不倫相手の配偶者が持っているケースがあるので、連絡自体できないケースもあります。
不倫相手自信も、配偶者側の味方になったり、配偶者のいいなりや、自分に都合のいいことしかいっていない場合もあります。
この場合には、メールや電話でのやり取りの中で、状況を把握していくほかありません。

(2)の段階の対応方法
メールや電話のやり取りは、なるべく誠意をもって対応する必要があります。
メールや電話のやり取りでは、その内容が文面で残ったり、録音されていて残っていることを考えて、慎重に言葉を選びながら対応する必要があります。
この段階で、当相談所へ今後の対応をどうしたらよいかと相談に来られる方がほとんどです。
私たちは、今までの多くの経験の中でどういった対応をするのが良い結果になるか、将来どう対応するか、書面やメールの回答文書の作成など解決のための様々な対応のご依頼を受けております。
(3)(4)の段階の対応方法
会って話し合いを求められた場合には、2つのケースがあります。純粋に当事者同士で会って話し合うケースと、法律の専門家の監修のもと、示談書を作成して示談を行うケースです。
純粋に当事者同士があって話し合う段階では、専門家も入っておらず、被害者が加害者の謝罪の気持ちと態度をみる場合があります。示談をする前段階にあたります。
ケースによっては、この段階で誠意をもって対応する場合には、誓約書だけで解決される場合もあります。将来また不倫関係をもったりした場合には、慰謝料の請求を条件として誓約書を書かせたりします。
そのため、この段階でいかに誠実な対応をとるかによって、慰謝料なく早期解決となる可能性が高くなります。
これを無視してしまう場合には、かえって被害者側の逆鱗に触れて、慰謝料請求が高額になったり、無駄に弁護士や法律の専門家が入って高額な請求を?レてくる可能性が高くなるので気を付けてください。
専門家による示談書を作成して示談の話し合いとなるケースでは、慰謝料がほとんどのケースでは請求されます。
このケースでは、示談を結ぶに当たって当日で決められないケースは一度持ち帰ることをお勧めします。
支払える慰謝料額について、一度持ち帰り専門家に相談するなどの機会をもうける必要があります。
また、自分のお給料や貯金ででカバーできる金額を超えていたり、支払える金額でない場合には、支払える額を検討するために時間をもらいましょう。
1週間から10日をもらうケースが多いです。
経験のない弁護士や専門家、自分の事務所の利益しか考えていないような専門家に任せてしまうと逆にこじれてしまうケースもあるので、専門家への相談は気を付ける必要があります。
被害者側への対応が遅い事務所や専門家は、経験則上あまりいい結果をうみませんし、トラブルを増幅する可能性すらあります。
(4)の慰謝料を求められた場合において対応まずは、話し合いの場合に事前の専門家による慰謝料額の相場を確認しておく必要があります。私たちも不倫慰謝料解決の専門家として、被害者に対する対応と相談を伺っておりますので、安心してご相談ください。
被害者の方に、示談の場においてどう話すか、どの辺で金額を落ちつかせるかなど、示談などで誠意ある対応として納得してもらえる解決を図るようなアドバイスと対応をしております。
慰謝料以外の要求に対していかに回答していくかも、慰謝料額との関係で関連づけて対応をしていくことをお勧めします。
面談を求めれられた場合の対応の仕方による解決までの統計
誠意ある対応を初期対応でとっている場合には、専門家の介入率も低く、慰謝料額などで比較的低い金額での早期解決となることが多い。
