不倫の事実を認めない相手に認めさせる方法

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不倫の事実が発覚したにもかかわらず、不倫自体を認めない当事者が多くいます。

不倫疑惑が明らかな不倫の事実があれば、疑惑ではすまなくなります。

ある政治家のように、ホテルに一緒に泊まったにもかかわらず、夜は起きて勉強会をしていたのでやましい関係にはないと言って、言い訳ともとれない悲しい言い訳をして不倫を否定している方が最近いらっしゃいました。

ホテルの部屋で一緒にいながら、何も関係がないという方が不自然だし、夜遅くまで勉強会を一つの部屋でしていたということは明らかに常識外れの内容です。

このような言い訳が、多くなされていて、不倫の慰謝料の話し合いがまとまらないケースがあります。

その結果、裁判等への移行したりして不倫の問題の解決に時間がかかったり、解決ができずに残ってしまう可能性があります。

そこで、不倫を認めていない相手に対して、不倫を認めさせ、又は証拠を確保したり、言い逃れができないようにするためにいかに進行していくかが重要な部分となります。

不倫の事実を認めさせる方法

不倫の事実の認定について

(1)不倫の証拠となる事実の理解すること

どの事実をもって不倫があったと法的に判断されるかを十分に理解しておく必要があります。

不倫が認められるためには、性的関係があったと認められる、直接証拠がもっともよいと思われます。

しかし、なかなか直接証拠を確保することは、難しい部分があります。自宅に、不倫相手が来ていて、その現場をたまたま見つけてしまった場合や、性的行為を行っている最中の写真や動画などです。

次に、直接の証拠がない場合でも、間接的に不貞行為を明らかに推定させるような証拠が必要です。

一つは、二人でラブホテルに休憩しに入ったところと出てきたところを写真で取っているなどの場合や、ホテルに入って性的関係をもったことを明確に記載しているLINEやメールの記述などです。

ここで不貞行為が発覚して、トラブルになるケースとして、事実関係を否定するケースは、メールなどで発覚した内容が、「好きだ」などと感情を述べていたり、会って楽しかったなどと、思わせぶりの言葉でやり取りがなされているケースです。

異性に好意をもっているメールのやり取りなどは、まだ不貞行為自体をしているかどうかがあいまいなケースが多く、それだけでは、不貞行為があったと認められないケースが多いです。

(2)不倫の事実の証拠を取るためには泳がしておくことも必要

メールのやり取りなどを見た場合や、旅行の計画をしていたり、会社の出張が一緒だったりなどという事実が発覚しても、それだけで不貞行為と認められないケースの場合には、一日も早く事実を突きつけたい気持を押さえて、証拠固めをする必要があります。そのため、証拠が取れるまで泳がしておくことも必要かと思います。

そのため、調査会社を入れる方もいらっしゃいます。証拠が明らかになった場合には、例え相手方に弁護士などの専門家が入った場合であっても、事実関係を否定することができないため、慰謝料を支払わなければならない状況に相手方が陥ることには変わりないからです。

もっとも、調査会社を依頼する場合には、それなりの金額もかかってしまうため、ご自身で証拠固めができる部分のご相談などを我々は承っております。

(3)不貞行為があったことを認めさせる誘導をする

不倫相手に対して、交渉したり話す機会を持つことができる場合には、一日も早く、不倫をした配偶者に対して、不倫相手との間の関係を認めさせる文書と反省文を書かせておくことをお勧めします。

一般に不倫の事実を否定されるケースは、不倫をした配偶者と不倫相手とが口裏を合わせて、事実関係を隠すことが多いからです。

そのため、相手方との連絡を取ることができる携帯等を本人の了承のもとに、取り上げておくことをお勧めします。取り上げることができない場合には、常に通話の履歴などが分かるようにさせておくことが必要です。

不倫の相手は、不倫が発覚したことによって今現在どういうことが夫婦関係の間で起こっているかを常に気にするからです。また、事実が発覚して事実関係を認めているのではないかと不安になるからです。

この場合は、不倫をした配偶者がしらを切っていても、不倫相手との話合いによって、不倫相手が観念して正直に事実関係を認めるケースも増えてくるからです。

(4)周りから攻める

認めさせる方法として、不倫相手の回りの方を利用して事実関係を確認することもあります。

会社の上司や、関係者、不倫相手の共通の友人や、サークル仲間などの協力を得て、事実関係を認めさせることもあります。また、慰謝料を請求しないことを前提に不倫の事実関係を認めさせたうえで、合意書に違反したら慰謝料請求をすると和解して事実関係を認めさせることもあります。

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