妻と別れると言われて性的関係をもった場合

不倫示談

夫婦関係は上手くいっているにもかかわらず、夫婦関係が破たんしているとうそぶいて不倫関係を持つ男性が多くいます。

中には妻と上手くいっていないという悩みを相談するふりをして、不倫関係をもつ男性もいます。

特に母性を持つ女性にとって、男性が打ち明ける悩みを真剣に聞き、感情が入ってしまいます。それに加えて、男性側からの愛情表現を何度となく受けるうちに、恋愛に代わっていくことがほとんどです。

一番の贖罪を受けるべきは、不倫男性だと思いますが、法律上やはりどんな理由があっても、既婚者との間での性的関係は慰謝料請求の対象になってしまいます。

そこで、この場合どのような対応をしていくべきでしょうか

夫婦関係が破たんしていると聞かされて関係をもった場合

相談

夫婦関係が破たんしていて、別居または家庭内別居しているなどと事実でもないことを言いながら、こんなに好きなった人は君しかいないなどと甘い言葉を何度も繰り返して口説かれました。
最初は、既婚者と交際するなんてダメなことだ、不倫なんて考えられないという思いでしたが、何度も口説かれるうちに、好意を相手の男性に持つようになってしまいました。
その結果、不倫の状態が続いています。しかし、奥さんとは別れると言いながら、彼は一向に、奥さんと別れてくれません。

どうしたらいいでしょうか

離婚

既婚者という点と離婚をしない点をもっとも重視すべき

恋愛感情が先行している場合には、まず、冷静になって現実を直視する必要があります。

頭の中で分かっている女性も多いですが、妻とは別れると言いながら、何かの理由を付けては別れない男性は、信用できない男性だと理解すべきです。

また、既婚者でありながら、他の女性と交際したという事実は、特に交際相手が自分だけ特別だったというケースはまれです。

不倫をする男性は、不倫を何度も繰り返します。将来的に結婚しても、貴方が、不倫されて苦しんでいる今の奥さんの立場になるだけです。

それでも構わないという価値観の持ち方の方であれば、結婚をしてもよいかもしれません。

しかし、多くの女性は、不倫をされると苦しむ方がほとんどです。

将来の幸せと、不倫を繰り返す可能性のある男性(しかも、将来同じように離婚となる可能性あり)との結婚という状況を冷静に客観的になって計りにかけてみることをお勧めします。

冷静な判断をするためには、かならず紙に書き出して、感情によらず判断することをお勧めします。

妻と別れると言われて騙されていた場合の対応

騙されたと思った場合には、冷静に相手方男性に手切れ金などを示談をもって解決することをお勧めします。

深刻なケースでは、妻と別れると言われ、その言葉を信じて何年も待ちながら、交際を続けられ、結果的に婚期を逃してしまった場合も多くあります。

20代から30代後半、40代になるまで、待ち続けたが何の結論も出してくれなかったため、女性として婚期を逃したり、子どもができない年齢になってしまったなど取返しのつかない状況になっていいるご相談も多くあります。

中には、結婚するまで子どもは控えてほしいということで、妊娠した胎児を中絶したなどというケースもあります。

別れなかったのは自己責任ということもありますが、しかしあまりにも相手の男性の無責任さと軽薄さが大きい問題といえます。

不倫関係が長期間に及べば及ぶほど、逆に相手方の配偶者からの慰謝料請求額も高くなってくる傾向もあります。

そこで、不倫相手の配偶者と揉める前にできる限り早く関係を解消すべきです。

妻から請求された場合には、俺が責任を取るからという言葉は信じるな

妻から慰謝料を請求されたら、俺が責任をとるから、妻には請求させないからとか口ではいいことをいう男性が多いです。

何て責任感がある男性なんだろう、それだけ私を愛してくれているなんて良いように考えてはいけません。基本的には、信じないようにしましょう。男性の上等手段ですから

奥さんに不倫がバレた途端、電話や連絡もなくなったり、責任は取れないとか、果ては、不倫をしたのも女性側からいいよられて仕方なく付き合ったなんて、飛んでもない嘘をつく輩もいます。

そもそも交際したいために、妻と上手くいっている家庭も円満であるにもかかわらず、妻とはうまくいっていないとか家庭は崩壊しているなどと嘘をつく人間の言葉は信じようがないです。

そのため、一日も早く分かれるのがベストですが、手切れ金が請求できる場合には請求してください。また、書面では、奥さんから請求された場合を想定して、ことの経緯が分かるように記載しておく必要があります。

書面作成や話し合いには、第三者の専門家に立ち会ってもらうのもよいと思います。

嘘をつく男性は、奥さんに対してどんな言い訳や嘘をつくか分かりませんので、最終的に言った言わない、事実があったなかったという点で争いとならないように上記防衛線をはっておくことをお勧めします。

当事務所も専門的にそのような事案について円満に別れるサポートをしています。一度ご相談ください。

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